ここ数年で、日本のロボット開発はめざましい進歩を遂げております。最近のワイドショー等でも特集を組んで紹介をされるなど、特に重いものを運搬したりする際のスーツ型ロボットなどは、倉庫作業や工場作業のみならず、介護の現場においても介助者の負担軽減という面で大きく期待されており、国内でも数か所の施設において既に導入されている様であります。
当然ながら国としても基幹産業としての期待をしているところでもあり、世界でも有数のロボット大国としての地位を固めつつ、様々な取組を初めたところでもあります。その一例として下記のニュースが発信されておりますので、ご一読いただければと思います。 文責 楠
経済産業省は13 年度補正予算で「ロボット介護機器導入実証事業」として20 億5000 万円を盛り込み、介護ロボットの量産化の道筋づくりをめざす。メーカー、仲介者(レンタル事業者など)、介護施設の3 者による「ロボット介護機器導入検証チーム」をつくり国に申請すると、「製造・設置費用」の3 分の2(大企業の場合は2 分の1)と、「講習・効果測定費用」の全額を補助するもの。全国100 施設・15000 台を目標に機器導入を図る。
今回の助成は、介護ロボットの開発時点から、メーカーと流通、介護現場の3 者の連携を図った点がポイント。早い開発段階から介護現場での検証を行うことで、実用化を図るねらい。
※フランスベッド株式会社「耳より情報vol.53」より抜粋